冷たい日本蕎麦の紹介

基本情報

日本蕎麦には冷たい蕎麦と温かい蕎麦の2種類の食べ方があります。この記事では日本を代表する冷たい蕎麦のメニューを紹介します。

もり蕎麦(Mori-Soba)

もり蕎麦は、茹でた蕎麦を冷水で冷やした後、盛り皿に盛って提供される日本の冷たい蕎麦料理です。つゆと一緒に葱などが添えられ、蕎麦をつゆにつけて食べるのが一般的です。特に夏場に人気があり、涼しげな食感が特徴です。


ざる蕎麦(Zaru-Soba)

ざる蕎麦は、茹でた蕎麦を冷水で冷やした後、ざる(竹製の網状の盛り皿)に盛って提供される冷たい蕎麦料理です。
もり蕎麦との違いはざる蕎麦には、焼いた海苔(のり)がトッピングされます。海苔は、蕎麦に香ばしい風味と食感のアクセントを加える効果があり見た目も豪華になります。



天ざる蕎麦(Tenzaru-Soba)

天ざる蕎麦は、ざる蕎麦と天ぷらを組み合わせた日本の料理です。ざる蕎麦は、茹でた蕎麦を冷水で冷やし、ざる(竹製の網状の盛り皿)に盛られた冷たい蕎麦料理です。天ぷらは、野菜や海老や魚などを小麦粉をつけて揚げたもので、独特の食感が特徴です。天ぷらは一般的に、塩や天つゆで味付けされて食べられます。



十割蕎麦(Juwari-Soba)

十割蕎麦は、100%蕎麦粉を使って作られた蕎麦のことを指します。一般的な蕎麦は、小麦粉と蕎麦粉を混ぜて作られることが多いですが、十割蕎麦は蕎麦粉だけで作られるため、蕎麦の風味や栄養がより強く感じられます。



二八蕎麦(Nihachi-Soba)

二八蕎麦は、日本の蕎麦の一種で、蕎麦粉と小麦粉を混ぜて作られるものです。その名前は、蕎麦粉が約80%で、小麦粉が約20%の割合で使われることに由来しています。


更科蕎麦(Sarasina-Soba)

更科蕎麦は、長野県を中心に食されている地域特有の蕎麦の一種です。更科蕎麦は、蕎麦粉を独特の製法で精製し、白っぽい色をした蕎麦粉を使用して作られます。また、 食感は他の蕎麦と比べて麺が細く、滑らかな食感が特徴で歯ごたえもあります。



なめこ蕎麦(Nameko-Soba)

なめこ蕎麦は蕎麦の上になめこ(粘り気のあるキノコ)をトッピングしたものです。なめこは、日本で古くから親しまれている食材で、スライム状の粘り気が特徴的です。なめこは、栄養価が高く、食物繊維やビタミン類が豊富に含まれています。なめこは、醤油ベースのたれで味付けされることが一般的です。



へぎそば(Hegi-Soba)

へぎそばは、新潟県魚沼地方発祥の蕎麦です。布海苔という海藻を使った蕎麦を、独特の器に盛り付けた蕎麦です。一口程度に丸めて盛られる特徴的な盛り付けとなっています。



とり蕎麦(Tori-Soba)

山形名物の冷たい鳥蕎麦は、鶏肉を使った冷たい蕎麦料理です。具は歯ごたえのある鶏肉(親鶏)と葱がメインで、つゆは鶏骨だしで冷たくしてあります。鶏肉には、醤油ベースの甘辛い汁がかけられます。