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1.基本情報
京都の南部の”洛南”は、東山区南部、伏見区、山科区、宇治市を含むエリアです。ここには伏見稲荷大社があり、その千本鳥居は鮮やかな朱色で、写真映えすることで人気です。この地域には、平等院、醍醐寺、宇治上神社といった世界遺産もあり、京都の豊かな歴史を感じることができる場所となっています。
伏見稲荷大社(Fushimiinari)
伏見稲荷大社は、全国約30000か所の稲荷神社の中心的存在で、711年の創建以来、商売繁昌や家内安全の神様として広く親しまれています。特に有名なのは”千本鳥居”で、朱色の鳥居が連なるトンネルは幻想的な景色を作り出し、多くの外国人観光客も訪れます。境内には稲荷神の使いである狐の像があり、さまざまなものを口にくわえている姿が見られます。また、”おもかる石”と呼ばれるパワースポットがあり、そこで願い事をすると、願いの成就を占うことができます。
平等院(Byoudouin)
世界遺産の平等院は、藤原一族の栄華を今に伝える寺院で、1052年に藤原頼通によって創建されました。国宝の阿弥陀堂は、鳳凰堂とも呼ばれ、10円硬貨や1万円札にも描かれ、年間百万人以上が訪れる京都の代表的な名所です。
興聖寺(Kousyouji)
興聖寺は、日本で最初の曹洞宗の禅寺で、鎌倉時代の1233年に道元禅師によって開かれました。寺への道にある”琴坂”と呼ばれる坂は、春には桜、秋には紅葉が美しく、人気の観光スポットとなっています。
三室戸寺(Mimurotoji)
三室戸寺は、宇治市にある歴史ある寺院で、770年に創建されました。現在のお堂は1814年に再建されたものです。寺院には広大日本の伝統的な庭園が広がっています。春には約2万株のツツジと一千本のシャクナゲが、初夏には約一万株のアジサイが、そして7月には蓮が美しく咲き、これらの花々により”花の寺”とも呼ばれています。
石清水八幡宮(Iwashimizu-hachimangu)
石清水八幡宮は、約1200年の歴史を持ち、伊勢神宮に次ぐ重要な位置を日本の神社の中で占めてきました。平安時代からこの神は京都と国家の守護神として朝廷や権力者から信仰されてきましたが、鎌倉時代からは庶民の間にも信仰が広がり、日本で最も広く崇敬される神となりました。
宇治上神社(Ujigamijinjya)
宇治上神社は、近くにある宇治神社とともに古くから一体の存在とされていました。本殿は1060年頃に建てられたもので、現存する神社建築としては日本で最も古いです。また、平等院の創建とも密接な関係があるとされています。ユネスコの世界遺産にも登録されています。
東福寺(Tofukuji)
鎌倉時代に創建された東福寺は1236年に建立を始め、19年かけて完成しました。本尊は釈迦如来で、本堂は1934年に再建されました。通天橋から眺めた約2000本の紅葉の景色は京都で最も美しいと評されています。
醍醐寺(Daigoji)
醍醐寺は、世界遺産にも登録されている寺院で、境内には京都で最も古い五重塔を含む多くの国宝や重要文化財があります。この寺は874年に開山され、豊臣秀吉が花見を楽しんだ場所としても有名です。特に弁天堂の近くでは、池に映る紅葉が美しい逆さ紅葉を見ることができ、多くの訪問者を魅了しています。
2.口コミ
宇治川の鵜飼(Ukai)
鵜飼いは、鳥の一種の鵜(U)を使って魚を捕る伝統的な漁法です。篝火を灯して行われる夏の宇治川の鵜飼いの様子は幻想的で絵巻物のようです。
寺田屋(Teradaya)
この宿では、1862年に薩摩藩の内乱があった事件と、1866年に明治維新の中心人物の坂本龍馬が襲われた事件の2つの大きな事件が起きました。その後、再建され、今も宿泊施設として利用できます。現在の建物には、過去の事件の痕跡とされる弾痕や刀傷、そして龍馬の妻が使用したとされる風呂が残されています。
3.ご当地グルメ
4.交通情報
■京都への行き方
京都市 公式サイト(英語・韓国語・簡体字・繫体字・フランス語・スペイン語対応)
https://ja.kyoto.travel/