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1.基本情報
四国八十八ヶ所霊場の巡礼の起点として知られる徳島県は、鳴門海峡の渦潮や剣山、大歩危・小歩危といった豊かな自然もあります。また、毎年8月には400年以上の歴史を持つ日本三大盆踊りの一つである阿波おどりが開催され、多くの人々に楽しまれています。
徳島城(Tokushimajyo)
徳島城は、城山に築かれた山城と庭園が特徴的です。現在、この地域は徳島中央公園として整備されており、徳島藩や蜂須賀家の歴史や美術品を展示する徳島城博物館が設置されています。この博物館の隣には、旧徳島城表御殿庭園があり、そこでは江戸時代の雰囲気を感じることができます。
眉山(Bizan)
徳島市のシンボルである眉山は、日本古代の詩集”万葉集”にも詠まれた美しい山です。”阿波おどり会館”の5階から出発するロープウェイに乗れば、標高約290メートルの山頂まで約6分で到着します。山頂からは徳島市街や吉野川、紀伊水道が一望でき、特に4月から10月末にかけての夜間運行時の夜景は見逃せません。
四国八十八ヶ所巡礼
四国八十八箇所巡礼とは、四国地方の88の仏教寺院を巡る巡礼のことです。これらの寺院は、空海(弘法大師)ゆかりの場所として知られており、四国霊場の中で最も重要な札所です。この巡礼は”四国遍路”(Shikokuhenro)としても知られ、徳島県(阿波国)から始まり、高知県(土佐国)、愛媛県(伊予国)、香川県(讃岐国)を経て、約1450キロの道のりを巡ります。人間の持つ88の煩悩を消し去るとされ、多くの人々にとって願いをかなえる精神的な旅です。最終的には高野山を訪れることが一般的です。徳島県では札所1番の霊山寺から札所23番の薬王寺までの寺院が”発心の道場”として位置づけられています。
鳴門(Naruto)
鳴門市大毛島と淡路島の間に位置するこの海峡は、鳴門の渦潮で有名です。淡路島と徳島県を結ぶ大鳴門橋は約1629メートルの長さがあります。橋の下には渦の道という海上遊歩道が設けられており、ここから約45メートルの高さから鳴門の渦潮を見ることができます。また、渦潮展望室もあり、ガラス張りの床から渦潮を間近で見ることができるので、遊覧船に乗らなくても渦潮の迫力を体験できます。渦潮の発生時間は日によって異なるため、事前に渦の道のウェブサイトで潮見表を確認することをお勧めします。近くには、日本最大の西洋美術史の名画1000点以上を展示している大塚国際美術館もあります。
大歩危 小歩危(Ooboke Koboke)
大歩危、小歩危は、四国山地を横切る吉野川の激流によって2億年かけて形成された、約8kmにわたる渓谷です。この地域は、大理石の彫刻のような美しい岩石とV字谷が特徴的で、春には桜、秋には紅葉が川面に映えます。また、大歩危エリアではラフティングや観光遊覧船での川下りなどのアクティビティが楽しめます。
剣山(Turugisan)
標高約1955メートルの剣山は西日本で二番目に高い山です。この山は初心者から上級者まで楽しめる登山道があり、中腹までリフトで行くことができます。山頂への道には、美しい原始林や高山植物があり、四季折々の自然を楽しむことができます。山頂からは四国の山々や瀬戸内海が一望できる壮大なパノラマが広がっています。春は新緑、夏は色鮮やかな植物、秋は紅葉、冬は雪景色や樹氷が見られ、四季を通じて美しい景観が楽しめます。
2.口コミ
阿波踊り(Awaodori)
徳島の”阿波おどり”は、日本三大盆踊りの一つで、400年以上の歴史を持つ伝統芸能です。毎年8月に開催され、リズミカルな音楽とともに踊る踊り子たちが見どころです。特に”女踊り”は、気品あふれる集団の美しさで知られています。市内中心部に設けられる演舞場での鑑賞がおすすめです。また、阿波おどり会館では、阿波おどりの歴史と文化を学ぶことができます。昼のおどりが日に4回、夜のおどりが日に1回行われています。併設のミュージアムでは、歴代の楽器や資料も見ることができます。
祖谷のかずら橋(Iya no kazurabashi)
祖谷のかずら橋は徳島県三好市にある、深い山々に囲まれた祖谷渓の中に位置する吊り橋です。この橋は平家一族の伝説が残る古い橋で、約6トンの重さがあり、シラクチカズラという植物で作られています。緑豊かな渓谷を渡ることができる美しい景観のため、多くの観光客に人気のスポットです。
3.ご当地グルメ
4.交通情報
■徳島県への行き方
四国ツーリズム創造機構 公式サイト(英語・韓国語・簡体字・繫体字・フランス語対応)
https://shikoku-tourism.com/access