錦帯橋、瑠璃光寺、松下村塾、角島大橋、秋吉台の口コミ・ご当地グルメ・交通情報・地図情報

歴史名勝

1.基本情報

山口県は本州最西端に位置し、かつて長州藩と呼ばれました。この地域は、松下村塾を中心に明治維新に大きな影響を与える人材を輩出したことで知られています。また、錦帯橋や岩国城、瑠璃光寺、防府天満宮などの歴史的な観光地や、角島大橋、関門橋、秋吉台の鍾乳洞など、自然の美しい風景を楽しめる人気の写真スポットも多くあります。


錦帯橋(Kintaikyo)

錦帯橋は、日本の三大名橋の一つで、全長約200メートル、幅5メートルの美しい五連アーチ構造を持つ木造橋です。この橋は1673年、江戸時代初期に建設されました。錦川に流されないように、繊細な技法で建設された錦帯橋は、歴代の職人の高度な技術が詰め込まれています。実際に何度か流失したものの、その度に再建され、より強度が増しています。橋の設計は歩きやすさを考慮しており、最初のアーチは緩やかながら、中央の3つのアーチは急なカーブをしています。また、四季折々の美しさを映し出す錦帯橋は、春には桜、夏には緑豊かな木々、秋には紅葉と、季節ごとに異なる景観を楽しむことができます。


岩国城(Iwakunijyo)

岩国城は、初代藩主・吉川氏によって1608年に建てられた日本の城です。この城は山頂に位置し、錦川を天然の堀として利用していました。当初の岩国城は三層四階の美しい構造を持っていましたが、江戸幕府の指示により、築城から7年後に取り壊されました。現在の岩国城の天守閣は1962年に白壁で美しく再建されました。城の山頂にある展望台からは、錦帯橋や岩国の城下町が一望でき、晴れた日には瀬戸内海の島々や宮島まで見渡せます。錦帯橋から見上げる岩国城の姿も美しく、人気の撮影スポットとなっています。


瑠璃光寺(Rurikouji)の五重塔

瑠璃光寺の五重塔は、室町時代の1442年頃に建立された歴史ある建造物で、京都の醍醐寺や奈良の法隆寺と並んで高く評価されています。この塔は日本における屋外にある五重塔としては10番目に古いもので、四季折々に花々や紅葉との美しい競演を見せてくれます。特に夜間はライトアップされ、周囲の季節の花々と共にさらに魅力的な姿を現します。このライトアップは年間を通じて日没から22:00まで行われます。また、瑠璃光寺は幕末期に薩摩藩と長州藩の藩士たちが密談を重ねた歴史的に重要な場所でもあります。


防府天満宮(Houhutenmangu)

防府天満宮は、904年に建立された由緒ある神社で、京都の北野天満宮や福岡の太宰府天満宮と共に日本で特に重要な天満宮の一つとして知られています。この神社は安産祈願や商売繁盛など様々な願い事に応じることで有名ですが、特に学業成就や合格祈願を願って多くの人が訪れます。防府天満宮では年間を通じて多くのイベントが開催され、中でも正月の初詣や11月の祭りは特に有名です。また、神社の創始者である菅原道真が愛した梅の季節には、約2週間にわたって梅まつりが開催され、訪れる人々に楽しまれています。


松下村塾(Syoukasonjuku)

萩市にある松下村塾は、吉田松陰が主宰した幕末期の著名な私塾です。1842年に松陰の叔父が開始したこの塾は、1857年に28歳の松陰が主宰を引き継ぎ、幕末の日本の近代化に大きく貢献しました。高杉晋作、伊藤博文、山県有朋など、多くの重要な人物を輩出したことで知られています。松下村塾は、階級や身分に関わらず生徒を受け入れ、小さな木造平屋建てで教育が行われました。松陰は、学問を通して人間としての生き方や考え方を教え、討論を重視する教育方針をとりました。この塾で学んだ生徒たちは、のちに明治維新を支える志士として活躍しました。現在、松下村塾は松陰神社の敷地内にあり、外観は自由に見学することができます。幕末当時の建物がそのまま保存されており、室内には松陰や彼に関わった人物の写真が展示されています。この塾は、日本の歴史において非常に重要な場所とされています。


2.口コミ

角島大橋(Tunoshimaoohashi)

角島(Tunoshima)は山口県の北西に位置する、コバルトブルーの海と白い砂浜が美しい島です。島の名前は、両端にある2つの岬が牛の角のような形をしていることから名付けられました。角島大橋はテレビCMやロケ地としても知られ、そのリゾートのような景色がSNSで話題となり、日本のトップクラスの絶景ポイントとして有名です。橋の長さは1,780メートルで、無料で渡ることができる一般道としては日本で非常に長い部類に属します。
角島では、青い海を眺めながらサイクリングや散歩を楽しむのがおすすめです。特に夏の晴れた日は、海の青、道路の白、島の緑のコントラストが鮮やかで、フォトスポットとしても最適です。


関門橋(Kanmonkyou)

関門橋は、関門海峡をまたいで本州の山口県と九州の福岡県を結ぶ、全長1,068メートルの吊り橋です。1973年の開通当時、これは東洋で最も長い橋でした。この橋からは様々な角度からの景色を楽しむことができ、特に九州側にある”めかり観潮遊歩道”から見上げると、橋の迫力を存分に感じることが可能です。展望台からは関門海峡全体の景色を一望できます。夜には、ライトアップされた橋の下を通るクルーズ船も運行されており、海上からの橋の眺望は特別な魅力があります。関門橋は高速道路のため徒歩での渡りはできませんが、九州側に設置された”めかりPA”は歩いて訪れることが可能です。また、橋の近くには壇ノ浦の古戦場もあり、橋とこの歴史的な場所を一緒に楽しむことができます。関門橋は、その美しい景観と歴史的背景を持つ、見どころ満載の場所です。


秋吉台(Akiyoshidai)

秋吉台は日本最大級のカルスト台地で、日本三大カルストの一つです。この広大な草原には白い石灰岩が点在し、羊の群れのような風景を作り出しています。この地形は、約3億5千万年前にサンゴ礁として南方の海で生まれ、長い年月を経て今の姿になりました。カルスト台地は、水に溶けやすい石灰岩が雨水や地下水によって浸食されて形成されるもので、秋吉台の地下には多くの巨大な鍾乳洞があります。中でも”秋芳洞”(Shuhoudo)は総延長10kmを超える巨大な鍾乳洞です。


3.ご当地グルメ

特色のある日本蕎麦の紹介
日本蕎麦には珍しい食材や調理法の蕎麦もあります。カレーやコロッケといった意外な組み合わせの蕎麦や日本各地に古くから伝わる独自の蕎麦もあります。
日本各地の魚介を使った鍋料理の紹介
新鮮な海産物や山の幸が豊富な日本には、これらを使った鍋料理が各地にあります。北海道の海鮮鍋、宮城県や広島県で人気の牡蠣鍋など、これらは各地域の特色を生かした名物郷土料理です。
高級な握り寿司の紹介: 後編
高級寿司店では、料理人がその日の仕入れから一番、旬の高級な魚介類を選び、提供します。寿司を握る際の温度や酢で味付けた白米(Shari)の固さ、魚の切り方など、細部にわたる気配りがされており、それが高級寿司の特徴となっています。


4.交通情報

■山口県への行き方
山口県観光連盟 公式サイト(英語・韓国語・簡体字・繫体字・タイ語対応)
https://yamaguchi-tourism.jp/

5.地図情報