米を使った料理の紹介: 前編

郷土料理

基本情報

“おにぎり”、”稲荷寿司”、”お茶漬け”は日常でもよく食べられる代表的な日本のファーストフードです。また、魚介、野菜、キノコなどを混ぜた”ちらし寿司”や”釜めし”や、縁起を担ぐために食べる”恵方巻”など米を使った料理は、様々なバリエーションがあります。


お粥(Okayu)

お粥は、米を多めの水と一緒に柔らかく煮込んだ料理です。その消化の良さから、病気の時に適した食事とされています。


おにぎり(Onigiri)

おにぎりは、ご飯を手で三角形などの形に握り、海苔で包む日本の伝統的な携行食です。梅干し、塩鮭、明太子などの具材を中に加えて食べます。


おにぎらず(Onigirazu)

おにぎらずは、海苔で包んだ携行食で、ご飯を手で握らずに作るのが特徴です。おにぎりは手で強く握るのに対し、おにぎらずは柔らかく包み込む形で作られます。この料理は1990年にある漫画で紹介され、以来人気が広まりました。


おはぎ(Ohagi)

おはぎは、もち米を甘く煮た小豆の餡で包んだ和菓子です。おはぎは特に春と秋の墓参りの時期に食べられることが多いです。


お茶漬け(Ochazuke)

お茶漬けは、ご飯にお茶を注いで食べるシンプルな料理です。また、塩、海苔、ワサビなどを加えて風味を増すこともあります。


稲荷寿司(Inarizushi)

稲荷寿司は、甘辛く煮た油揚げの中に酢飯を詰めた寿司の一種です。その手軽さから、回転寿司や寿司弁当では人気のメニューとなっています。


釜飯(Kamamesi)

釜飯は、醤油とみりんで味付けされた米と具材(鶏肉やシイタケなど)を一人用の釜で炊き上げた炊き込みご飯です。特に関東地方の群馬県の安川駅で販売されていた駅弁が有名です。


恵方巻(Ehoumaki)

恵方巻は元々、年の初めの2月2日から4日の間に関西地方で食べる習慣のあった巻き寿司です。1990年代にコンビニエンスストアが全国でこの恵方巻を販売するようになり、全国的に普及しました。


ちらし寿司(Chirashizushi)

ちらし寿司は、酢飯に魚介、卵焼き、人参、タケノコ、シイタケなど様々な具材を混ぜ込んだ寿司の一つです。3月3日のひな祭りに食べる習慣があります。