和菓子の紹介: 前編

郷土料理

基本情報

日本の伝統的な和菓子は、素材の味を大切にした菓子であり、その製法や種類は非常に豊富です。一般に和菓子は、素材の自然な風味を引き立てるため、洋菓子よりも砂糖の使用量は控えめです。また、和菓子には、特にあんこ(主に小豆と砂糖から作るペースト)がよく使われます。今回は、この和菓子の紹介(前編・後編)をします。

わらび餅(Warabimochi)

わらび餅は、シダ植物のわらびの粉から作られるもので、その独特のもちもちとした食感が特徴です。きな粉(大豆を炒って皮をむき、挽いた粉)や抹茶をまぶして食べます。


鯛焼き(Taiyaki)

鯛焼きは、小麦粉の生地にあんこ(主に小豆と砂糖から作るペースト)を入れて焼き上げた魚形のパンケーキのような和菓子です。皮はサクッとした食感で、中のあんこはやわらかく甘いです。


大判焼(Oobanyaki)

大判焼は、あんこ(主に小豆と砂糖から作るペースト)を包むように小麦粉の生地で作られ、焼き上げた和菓子です。たい焼きと似ていますが、大判焼は円形であり、具材にはあんこだけでなくカスタードクリームやチーズなども使われます。


どら焼き(Dorayaki)

どら焼きは、カステラのようなスポンジケーキ2枚であんこを挟んだ和菓子です。生地はふんわりとしており、あんこ(主に小豆と砂糖から作るペースト)の甘さと良く合います。


みたらし団子(Mitarashidango)

みたらし団子は、もち米から作られた団子を串に刺し、醤油・味醂・酒・砂糖・片栗粉で味付けし焼き上げたものです。団子自体はもちもちとした食感で、甘辛い味わいがします。


花見団子(Hanamidango)

花見団子は、3色(一般的には緑、白、ピンク)のもち米で作られた団子を串に刺したものです。名前の通り、春の桜の花見の際によく食べられます。


桜餅(Sakuramochi)

桜餅は、もち米の生地であんこ(主に小豆と砂糖から作るペースト)を包み、塩漬けの桜の葉で包んだ和菓子です。葉からの香りとあんこの甘さが独特の味わいを作り出します。関東と関西で形状が異なり、関東地方では葉っぱで包んだものが一般的で、関西地方では細長い形状のものが一般的です。