特色のある麺類の紹介: 前編

基本情報

日本の麺料理には、蕎麦やうどんだけでなく、中華料理由来のラーメンや洋食由来のナポリタンなど、外国の麺料理を独自に進化させたメニューがあります。

そうめん(Somen)

そうめんは、小麦粉を原料とした麺で、太さは直径1.3mm未満の乾燥麺です。青竹を使って水とそうめんを流し、箸でそれを捕まえてつゆに付けて食べる”流しそうめん”は、夏の風物詩となっています。



冷麦(Hiyamugi)

冷麦は、小麦粉を原料とした麺で、太さは直径1.3mm以上1.6mm以下の乾燥麺です。味はそうめんと同じですが、麺の太さに違いがあります。そうめんは日本全国で食べられていますが、冷麦は東日本で主に食べられています。



ナポリタン(Naporitan)

ナポリタンは、茹でたスパゲッティをタマネギ、ピーマン、ベーコンなどの具材と共に炒め、トマトケチャップで調味した日本発祥のパスタ料理です。戦前から戦後にかけてホテルやレストランなどで日本独自に改良を加えて今のナポリタンの形になっていったようです。



冷やし中華(Hiyashityuka)

冷やし中華は、冷やした中華麺にチャーシュー、ハム、刻んだ卵焼き、きゅうり、トマトなどをのせて食べる色彩豊かな麺料理です。スープは醤油ベースで、酢も加えられており、さっぱりとした味わいになっています。夏に食べる定番の麺料理となっています。



チキンラーメン(Chicken Ramen)

チキンラーメンは1958年に日清食品の創業者、安藤百福が考案した世界初の袋入りインスタントラーメンです。どんぶりに味の付いた乾燥麺を入れ、お湯をかけるだけで食べることができるため、画期的な食品となりました。現在では、このインスタントラーメンは世界中に普及しており、それぞれの国の嗜好によって進化しています。現在でもこのチキンラーメンは日本で販売されているため、訪日外国人のお土産にも最適です。



カップヌードル(Cup Noodles)

カップヌードルは1971年に日清食品の創業者、安藤百福が考案した世界初のカップラーメンです。カップと即席麺を組み合わせた形状により、お湯さえあればどこでもいつでも食べることができる画期的な食品となりました。このカップラーメンも世界中に普及しており、それぞれの国の嗜好によって進化しています。日本ではうどん、蕎麦、焼きそばなども販売されています。現在でもこのカップヌードルは日本で販売されているため、チキンラーメンと同じく訪日外国人のお土産にも最適です。