特色のある麺類の紹介: 後編

基本情報

日本独自の”わんこそば”、朝鮮半島由来の”冷麺”、中華料理由来の”じゃじゃ麺”が名物の岩手県盛岡市は、ニューヨークタイムズで”2023年に行くべき52か所”のランキングで、2位に選ばれました。


盛岡冷麺(Morioka Reimen)

盛岡冷麺は、東北地方の岩手県盛岡市でアレンジされた朝鮮半島の冷麺です。”盛岡わんこそば”と”盛岡じゃじゃ麺”と合わせて、盛岡三大麺と呼ばれています。盛岡冷麺の特徴は、付け合わせとしてリンゴ、スイカ、梨など季節ごとの果物を使うことです。



盛岡じゃじゃめん(Morioka Jajamen)

盛岡じゃじゃめんは、東北地方の岩手県盛岡市で中国東北部に住んでいた経験のある店主が考案した麺料理です。”盛岡わんこそば”と”盛岡冷麺”と合わせて、盛岡三大麺と呼ばれています。麺は中華麺ではなくうどんを使用し、味噌と挽肉を炒めてきゅうり、ネギなどをトッピングして食べます。



白石うーめん(Shiroishi Umen)

白石うーめんは、東北地方の宮城県白石市周辺で食べられている麺料理です。このうーめんはそうめんに似ていますが、製麺時に油を使わないのが特徴です。400年前、胃を患っていた父親のために、その息子が消化の良い麺料理として作ったという話が起源とされています。



ほうとう(Houtou)

ほうとうは山梨県の郷土料理です。小麦粉から作られた太くて短い麺を味噌ベースでカボチャなどと煮込んで作ります。麺の太さや具材は地域によって異なります。



長崎ちゃんぽん(Nagasaki Chanpon)

長崎ちゃんぽんは、九州地方の長崎県長崎市で食べられている麺料理です。明治時代、長崎市にある中国料理店”四海樓”の店主が福建料理をベースに考案したと言われています。鶏ガラや豚骨からスープを作り、具材として豚肉、ネギ、野菜、蒲鉾などをトッピングして食べます。



沖縄そば(Okinawa Soba)

沖縄そばは、沖縄県の郷土料理です。沖縄が離島であるために、独特の麺料理の文化が育っています。うどん、蕎麦、ラーメンとは異なる沖縄そばは、そのような背景から生まれました。スープは豚と鰹から作り、具材としては沖縄風に味付けした豚肉をトッピングして食べます。