1.基本情報
滋賀県にある琵琶湖は、面積670km²、最深部104mで日本最大の淡水湖です。湖は北から南へ約60km、東から西へ約20km広がり、湖岸線は全長約235kmです。約400万年前に三重県伊賀市近くで形成されたこの湖は、その後、断層運動や土砂堆積により形状を変えつつ移動し、少なくとも40万年前から現在の位置に存在しています。琵琶湖は多様な生態系を持ち、1700種以上の水生動植物が生息し、その中には60種以上の固有種もいます。湖上スポーツや観光が盛んで、湖岸道路はサイクリングやウォーキングに適しています。
竹生島(Chikubushima)
琵琶湖の北部にある竹生島は、古代から神聖な島とされ、信仰の対象となっています。島には、宝厳寺(Hougonji)と都久夫須麻神社(Tukubusumajinjya)の二つの重要な建築物があり、どちらも国宝に指定されています。この神社には、”かわらけ投げ”という伝統的な願い事の習慣があります。これは土器に願いを書いて鳥居に投げ、土器が鳥居を通過すると願いが叶うとされています。島へのアクセスは、長浜港や今津港から出るクルーズ船が利用できます。
沖島(Okishima)
沖島は、琵琶湖沖合1.5㎞に位置し、周囲約6.8㎞、面積約1.53k㎡で琵琶湖最大の島です。約250人が住み、湖沼の島に住む例は世界的にも珍しいため、学術的な注目を浴びています。交通は船に頼り、通学や通勤用の定期便も運行されています。昔ながらの生活と豊かな自然が保たれています。
白髭神社(Shirahigejinya)
湖の水面に立つ赤い大鳥居が印象的な神社です。創建から2000年以上経過したこの神社は、長寿や縁結び、開運、学業成就、交通安全、航海安全など、多種多様な願いを叶える神として人々に親しまれています。
2.口コミ
2023年8月8日に琵琶湖の夏の風物詩の”びわ湖大花火大会”が4年ぶりに開催されます。以前は約35万名の観光客が訪れていた人気のイベントでした。大津港周辺のびわ湖畔、なぎさ公園から約1万発の花火を60分間にわたって楽しめます。
以前、琵琶湖にある沖島はその多くの猫のために猫島と呼ばれていましたが、近年ではその数が大幅に減少したと言われています。なぜ猫の数が一時的に増え、その後突然減少したのかについては、島の住人たちも詳しくは知らないようです。
3.ご当地グルメ
4.交通情報
琵琶湖観光は大津港を利用するコースがおすすめです。
JR線の大津駅から琵琶湖の大津港には徒歩約15分、京阪線の大津駅から徒歩3分です。
琵琶湖汽船公式サイト:(英語・韓国語・簡体字・繁体字・タイ語対応)
https://www.biwakokisen.co.jp/
5.地図情報
滋賀県は日本の近畿地方に位置し、県庁所在地は大津市です。全国で10番目に狭い県ですが、その面積の半分以上は山地で、約6分の1は琵琶湖が占めています。これにより夏の暑さと冬の寒さが比較的穏やかです。
地理的な位置から滋賀県は奈良・京・大坂への物資や人材の供給源や中継地として発展しました。また、京都や大阪と比較して自然が豊かで地価が安いため、通勤・通学圏としての住宅需要が高く、人口も増加しています。これに伴い、交通の便利さを活用して商業施設や製造業の拠点が増えています。