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1.基本情報
標高約1500メートルの長野県の上高地は、年間約120万人の観光客が訪れる日本を代表する山岳観光地です。豊かな自然と多様な動植物が魅力で、1896年に英国人宣教師W・ウエストンによって世界的に有名になりました。
梓川(Azusagawa)
梓川は標高3180mの槍ヶ岳(Yarigatake)から流れ出し、上高地の美しい大正池(Taisyouike)を形成しています。この槍ヶ岳、梓川、大正池はともに上高地の主要な観光スポットです。
河童橋(Kappabashi)
上高地の代表的な観光スポットである河童橋は、人工物でありながらその周囲の自然と見事に調和しています。この橋からは美しい穂高連峰(Hotakarenpou)、梓川の流れを一望でき、さらには時折見られる焼岳の噴煙まで楽しめます。
大正池(Taisyouike)
1915年の噴火で、熔岩と泥流が梓川を塞ぎ、大正池ができました。当初は”梓湖(Azusako)”と呼ばれていたこの池は、現在は”大正池(Taisyouike)”として知られています。池の水はエメラルド色で、立ち枯れた木々が神秘的な雰囲気を出しています。
明神池(Myoujinike)
穂髙神社(Hotakajinjya)の境内には明神池という美しい池があります。一之池と二之池という2つの主要な池と、遊歩道沿いに小さな三之池があります。周辺の山々の湧水がこの池を形成しており、冬でも凍らないほど水が常に湧いています。古くは”鏡池(Kagamiike)”とも呼ばれ、早朝にはよく霧がかかる神秘的な場所です。
穂高連峰(Hotakarenpou)
3,000m級の高く険しい山々の穂高連峰は、上高地のあらゆる場所から見ることができます。
この穂高連峰は、古くから”岩と雪の殿堂”と呼ばれ、登山者にとっての憧れの地です。
2.口コミ
河童橋の猿
上高地は自然が豊かで、特にニホンザルにはよく出会えます。サルたちは人慣れしているので、人を見ても逃げないことが多いです。ただし、最近はクマも遊歩道に出没することがあるので、注意が必要です。
上高地の紅葉
上高地は日本でも最高の紅葉スポットです。特に10月中旬から下旬が見頃で、大正池や穂高連峰をバックにした鮮やかな紅葉と黄金色のカラマツは必見です。11月上旬に行くと、雪化粧した穂高連峰も楽しめることもあります。
3.ご当地グルメ
4.交通情報
■上高地への行き方
上高地ビジターセンター公式サイト(英語・韓国語・簡体字・繫体字対応)
https://www.kamikochi-vc.or.jp/
5.地図情報
上高地の成り立ちには、かつての噴火活動とそれによる土砂の堆積が関わっています。気候は非常に寒冷で、特に冬季は厳しい寒さが続きます。1月の平均気温は-7.7℃で、最低気温が-30℃を下回ることもあります。しかし、夏は比較的涼しく、平均気温は19.7℃程度です。一部の地域はツンドラ気候ともなっており、その稀有な自然環境は科学的な研究や観察にも利用されています。