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1.基本情報
桜島(Sakurajima)は、鹿児島湾に位置する複合活火山で、鹿児島のシンボルとされています。この火山は東西約12km、南北約10km、周囲約55km、面積約77km²で、高さ1,117メートルです。かつては島でしたが、1914年の大噴火で大隅半島と陸続きになりました。
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桜島の噴火
桜島は比較的新しい火山で、約29,000年前の巨大噴火の後に誕生しました。その噴火は今の桜島の噴火の100万倍の規模で、県全土を60mの厚さで覆いました。火砕流が山や谷を埋め尽くし、平らな地形となりました。その後、約26,000年前に再び噴火が始まり、現在の桜島が形成されました。
桜島は現在も活発な活動を続けており、観光地としても知られています。桜島ビジターセンターでは、火山の歴史や地形の変化などについて学べます。この地域の自然と歴史は、大昔の巨大噴火と密接につながっています。
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黒神埋没鳥居(Kurokamimaibotutorii)
1914年の桜島の大爆発で、黒神一帯は火山灰と軽石で埋まりました。黒神神社の鳥居は埋没し、笠木だけが残り、人の背丈以下になりました。当時の村長が後世に噴火の脅威を伝えるために、そのまま残しており、現在もその形で存在しています。
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桜島大根(Sakurajimadaikon)
桜島大根は、鹿児島県の伝統野菜で、世界最大の大根としてギネスブックに認定されています。通常の重さは約6kgで、大きなものは約30kg、直径40~50cmにもなります。桜島の特産品であったことからこの名前が付けられ、地元では島大根とも呼ばれています。特に直径の大きな千枚漬けは、鹿児島県の特産品として人気があります。
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2.口コミ
桜島の夜明け
鹿児島市内の城山公園は、標高107mの山にある公園で、展望台や遊歩道があります。ここから昼間は桜島を見ることができ、天気が良い時には霧島(Kirisima)や指宿(Ibusuki)の開聞岳(Kaimondake)も遠くに見えます。夜景が美しいことで知られていますが、朝焼け時の幻想的な桜島の風景も楽しめる人気のスポットです。
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ダイヤモンド桜島
11月下旬から1月中旬の間、桜島の山頂に太陽が重なる現象が観察できます。この時、太陽がダイヤモンドのように輝く美しい光景が約3分間見られます。特に12月中旬から下旬の夕方の16時55分が見頃です。
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3.ご当地グルメ
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4.交通情報
鹿児島港から桜島へのフェリーは15分~20分おきに運行されています。船内で提供される”さつま揚げのうどん”は、名物となっています。
桜島フェリー(英語・韓国語・簡体字・繫体字対応)
https://www.city.kagoshima.lg.jp/sakurajima-ferry/index.html
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5.地図情報
桜島は全島が火山噴出物で構成されています。そのため、火山灰が風で運ばれるため、近隣住民にとって風向きの情報が重要で、1983年から桜島上空の風向き情報の提供が始まりました。この情報は、鹿児島県内のテレビ・ラジオの天気予報でも流されています。
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