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1.基本情報
“瀬戸内しまなみ海道”は、広島県尾道市から愛媛県今治市までを結ぶ全長約60kmの自動車専用道路です。この道路は、美しい瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結んでいます。それぞれの橋には自転車や歩行者専用道路があり、海と島々の風景を楽しみながら移動することができます。
尾道市(Onomichishi)
広島県の尾道市は瀬戸内しまなみ海道の本州側の始点で、美しい風景と情緒あふれる町並みで知られています。この町は坂と寺院で有名で、特に”千光寺公園(Senkoujikouen)”は代表的な観光地です。公園へは365メートルのロープウェイでアクセスし、そこからは瀬戸内海と尾道の町並みの景色を一望することができます。
向島(Mukaishima)
尾道市から最初の橋で結ばれた島で、旅情あふれる雰囲気が楽しめます。国立公園の高見山からは瀬戸内海を一望でき、映画のロケ地が多く存在します。
因島(Innoshima)
この地方で有名な海賊であった村上水軍の本拠地があった島です。白滝山からは360度のパノラマ風景を楽しむことができます。
生口島(Ikuchijima)
柑橘類生産地であり、特にレモンが知られています。島内には野外彫刻が点在し、夕景の美しい瀬戸田サンセットビーチや地元グルメが楽しめるしおまち商店街があります。
大三島(Oomishima)
由緒ある神社が存在することから“神の島”と呼ばれています。神社内には樹齢約2600年の神木があり荘厳な雰囲気です。
伯方島(Hakatajima)
製塩業が盛んで“塩の島”として知られています。春には約千本のソメイヨシノが咲き乱れ、瀬戸内の島々と桜が織り成す絶景を一望することができます。
大島(Ooshima)
村上水軍の本拠地の一つの島で、村上海賊ミュージアムがあります。潮流を体験できるクルージングは、自然の驚異を体験できるおすすめのプログラムです。
今治市(Imabarishi)
愛媛県の今治市が”しまなみ海道”の四国地方側の始点となります。全国的に知られたタオルの産地であり、アートとタオルが融合した”タオル美術館”があります。歴史的な名城”今治城”は、海水が堀に引き込まれる独特の景観が見られます。
2.口コミ
広島県の尾道から四国の今治まで、全長70kmにわたる美しいサイクリングロードがあります。レンタルサイクルを利用し、自分の体力に合わせて一部分の旅を楽しむことも可能です。今回は部分的な旅でしたが、次回は一泊二日をかけて各島をゆっくりと巡りたいと考えています。
尾道市には、古い建物をリノベーションした施設やおしゃれな店が点在しており、散策しながら休憩を取るのに最適です。地元の土産物やグルメを楽しむこともでき、特に有名な尾道ラーメンはおいしかったです。
船で間近で渦潮の迫力を体験することができました。この地域は狭い海峡のため潮の干満で渦潮ができるそうです。おおよそ45分という長めの時間をかけて遊覧を堪能することができました。
3.ご当地グルメ
尾道市は名物の”尾道ラーメン”はもちろんのこと、テレビドラマで人気となった”尾道焼き”や、瀬戸内海の新鮮な魚を使った地元の魚料理も味わうことができます。美しい風景と文化、そして美味しい食事を楽しむことができる尾道市は、訪れる価値がある町です。
4.交通情報
“瀬戸内しまなみ海道”を旅行する際はアクセスのよい広島県側の尾道駅を拠点とすることをおすすめします。
尾道駅からはレンタサイクル、フェリー、バスなどを利用することができます。
レンタサイクルは体力的に厳しい方は新幹線の停車する福山駅から今治駅まで直通の高速バスも運行しています。車窓からでも十分、楽しめます。
高速バス時刻表:http://www.setouchibus.co.jp/highway/fukuyama.html
5.地図情報
広島県の尾道市と愛媛県の今治市は瀬戸内海に位置し、”しまなみ海道”の始点と終点を構成しています。これらの町は海運による物流の中心地として古くから栄えてきました。戦火を免れた尾道市は、多数の寺院が点在しており、観光地としても注目を集めています。一方、今治市は港を中心に発展してきた都市で、国内最大手の造船メーカーが立地しており、その造船業で知られています。