1.基本情報
四万十川は高知県西部を流れる四国で最も長い川です。流域にダムがなく”日本最後の清流”と称され、柿田川・長良川と並び”日本三大清流の一つ”とも呼ばれ、名水百選や日本の秘境100選にも選出されています。四万十川ではカヌーのようなアクティビティから、遊覧船によるゆったりとした川沿いの風景鑑賞まで、様々な体験が可能です。
赤鉄橋
赤鉄橋の愛称で親しまれている四万十川橋は地元住民にとってシンボル的存在となっています。この橋の歴史は1926年までさかのぼり、かつて四万十川が頻繁に氾濫し、渡し船のみが交通手段だった時代に、船の転覆事件をきっかけに建設されました。
沈下橋(Chinkabashi)
沈下橋とは、増水時に橋が水面下に沈んだ場合、流木や土砂で堰き止められないように欄干がない橋のことです。この構造によって橋の破壊や洪水を防ぎます。
シラスウナギ漁(ウナギの稚魚の漁)
四万十川でのシラスウナギ漁は、希少な天然ウナギの捕獲だけでなく、その美しい光景でも知られています。色とりどりの灯りが暗闇の川面に反射し、幻想的な風景を作り出します。ウナギの稚魚は”白いダイヤ”とも呼ばれるほど高価なため、この漁業は県知事の許可が必要です。
2.口コミ
日本三大清流の一つで全長約196kmの四万十川には、多くの沈下橋が架けられています。佐田沈下橋や勝間沈下橋などの沈下橋を巡る旅もおすすめです。これらの橋はロケ地としても利用されています。
中村駅からバスで15分、安並で下車すると懐かしい風情が残る”安並水車の里”があります。
これらは江戸時代に水田の土地をうるおすために作られた水車です。5月下旬になると水路沿いに紫陽花が咲き、水車とあわせ美しい風景を楽しめます。
3.ご当地グルメ
4.交通情報
JR高知駅から中村駅まで特急あしずり号で所要約1時間40分かかります。
中村駅からバス、タクシー、レンタカー、レンタサイクルで四万十川を周遊できます。
5.地図情報
四万十市は高知県西部の中心都市で、高知県内で第3位の人口を持ちます。市の中心部は四万十川によって形成された中村平野という平野が広がっています。夏は内陸部で暑さが厳しく、2013年に最高気温41.0°Cを観測したことがあります。その後2018年に埼玉県熊谷市で41.1°Cを観測するまで、国内の最高気温の記録を保持していました。