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基本情報
ラーメンは中国から伝わり、日本で独自に進化し、現在では日本の代表的な麺料理となりました。日本のラーメンは見た目も味も中国のラーメンと大きく異なります。日本のラーメンは醤油をベースにした醤油ラーメン、豚骨をベースとした豚骨ラーメン、味噌をベースとした味噌ラーメン、魚介や鶏などをベースにした塩ラーメンの4つのタイプに分類されます。それぞれの地域で独自のラーメンがありますが、ほとんどはこの4つのタイプに属しています。
醤油ラーメン(Syoyu Ramen)
醤油ラーメンは1910年、浅草の”来々軒”で東京ラーメンとして提供されたのが起源といわれています。通常、日本でラーメンといえばこの醤油ラーメンのことを指すほど代表的なラーメンです。
豚骨ラーメン(Tonkotu Ramen)
豚骨ラーメンは1937年に九州地方の福岡県久留米市の屋台”南京千両”が発祥と言われています。豚骨からスープを取るため、白濁した濃厚な味が特徴です。九州地方を中心に食べられていたラーメンでしたが、現在では日本全国に浸透してどこでも食べることができます。特にこの豚骨ラーメンは訪日外国人から絶大な人気を受けています。
味噌ラーメン(Miso Ramen)
味噌ラーメンは1955年、北海道の札幌市の大衆食堂”味の三平”で考案されたラーメンです。その後、札幌市を中心に味噌ラーメンは広がり、日本各地で独自の味噌ラーメンに進化していきました。味噌は日本人にとって基本となる食材であり、それをラーメンと組み合わせたのがこの味噌ラーメンとなっています。
塩ラーメン(Sio Ramen)
塩ラーメンは塩をベースにして昆布や鶏ガラを煮出してスープを作ります。スープの色は他の醤油や豚骨、味噌と異なり透明に近い色になっています。具材も海鮮(魚や貝など)などを使用し、淡白な味のラーメンとなっています。
焼豚(Yakibuta)
ラーメンの具材には多くの食材がありますが、代表的な食材を紹介します。チャーシューとも呼ばれ、代表的なラーメンの具材です。製法も様々で、味も異なりますが、日本の焼豚は中国の焼豚と異なり、香辛料の味は控えめです。
メンマ(Menma)
メンマはタケノコの一種を乳酸発酵させて作られた中華料理の食材です。日本で食べられるメンマの99%は中国と台湾からの輸入となっています。
ナルト(Naruto)
ナルトは魚肉をすりつぶし、伸ばして巻いて製造されます。見た目が渦を巻いており、ラーメンの具材の中ではユニークな存在となっています。名前の由来は四国地方の鳴門海峡の渦潮からきています。
葱(Negi)
葱はラーメンにとって代表的な薬味です。葱の刻み方によって味や風味も変わるため、具材としても使われます。