特色のあるラーメンの紹介

基本情報

ラーメンには醤油ラーメン、豚骨ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメンの4つの大きなカテゴリーがありますが、それ以外にも特色あるラーメンが存在します。

つけ麺(Tukemen)

麺とスープを別々の器に入れて食べるつけ麺は、1955年に東京の”大勝軒”が発祥とされています。このラーメン店の山岸氏が、残った麺やスープを別々に食べていたのがつけ麺の起源です。現在ではつけ麺は、ラーメンに並ぶ大きなジャンルになっています。



油そば(Aburasoba)

油そばは、丼の底にごま油や醤油ベースの濃厚なタレを入れ、麺をからめて食べるスープのないラーメンです。東京の武蔵野地域が発祥と言われています。好みに応じてラー油や酢などを加え、具材として温泉卵、チャーシュー、メンマ、ネギなどを入れます。



台湾まぜそば(Taiwanmazesoba)

台湾まぜそばは、中部地方の愛知県名古屋市の郷土料理です。ニンニクと醤油味の挽肉を太い麺にのせた、汁なしのラーメンの一種です。油そばと似ていますが、ニラやネギ、魚粉、卵黄などの色鮮やかな具材を使い、見た目も鮮やかなラーメンです。歴史は浅く、2008年に名古屋市のラーメン屋が考案したと言われています。



ラーメン二郎(Ramen Jiro)

ラーメン二郎は1968年に東京都のラーメン屋の山田氏が考案した独特のラーメンです。豚骨ベースの醤油味のスープと太い麺、山盛りの野菜などが特徴です。味も見た目も他のラーメンとは大きく異なり、まるで別のジャンルのラーメンとも言えます。ラーメン二郎のラーメンに影響を受けたラーメンは、二郎系ラーメンと言われています。



横浜家系ラーメン(Yokohamaiekeiramen)

横浜家系ラーメンは、1974年以降、関東地方の神奈川県横浜市を発祥地とする豚骨醤油ベースのスープと太麺を使用したラーメンです。このラーメンを提供する店は、店名の後に”家”をつけることからこの名前がつきました。具材としてはホウレンソウ、海苔、チャーシューなどが一般的です。この横浜家系ラーメンは、アジア全体でも大変人気のあるラーメンです。



ワンタン麺(Wantanmen)

ワンタン麺は、具材としてワンタンにエビや豚挽肉、鶏挽肉、ネギなどを包み、ラーメンの上にのせて食べます。ワンタン麺は世界中で食べられており、非常に有名なラーメンです。



広東麺(Kantonmen)

広東という中国の地名がついていますが、これは日本発祥のラーメンです。醤油ベースのスープに肉や野菜を中華風に炒めて、片栗粉を混ぜた粘り気のあるあんをかけたラーメンです。



担々麺(Tantanmen)

担々麺は、中国の四川省が発祥地とされるラーメンですが、日本の担々麺は日本人の味覚に合わせて改良されています。日本の担々麺は、中国のものよりも辛さは抑えられており、麺は太めになっています。具材には、味付けした挽肉のそぼろ、チンゲン菜、ホウレンソウなどがのせられます。この担々麺をベースに、日本全国で独自の担々麺が考案されています。