東日本のうどんの紹介: 前編

基本情報

東日本、特に関東地方のうどんは麺が太く歯ごたえのある食感が特徴的です。つゆは醬油ベースで西日本のつゆより醤油の色が強調されています。

東日本の色の濃いつゆ

西日本の色の薄いつゆ

稲庭うどん(Inaniwa Udon)

稲庭うどんは東北地方の秋田県が発祥で日本三大うどんのひとつとなっている有名なうどんです。麺の太さは一般的なうどんよりかなり細くなっており食感も特徴的です。古くから秋田県では食べられていましたが1972年に秘伝とされていた製法が公開されたので有名となり全国で稲庭うどんが知られるようになりました。



あんかけうどん(Ankake Udon)

あんかけうどんは東北地方の岩手県で食べられてきた郷土料理です。厳しい冬の寒さをのりきるための温かい餡をかけたうどんです。餡は出汁と醤油をベースにしたスープで具材はシイタケやゆで卵などが使われます。



耳うどん(Mimi Udon)

耳うどんは関東地方の栃木県に伝わる特徴的な形をしたうどんです。うどんの形状は耳の形をしておりそれが耳うどんの由来となっています。この耳は悪魔の耳をイメージしており、それを食べることによって魔除けになるという言い伝えがあります。



水沢うどん(Mizusawa Udon)

水沢うどんは関東地方の群馬県が発祥で日本三大うどんのひとつでもあります。その地域の水澤寺の参拝客向けに提供されたことが由来となっています。ざるに盛った冷たいうどんのメニューが有名です。



ひもかわうどん(Himokawa Udon)

ひもかわうどんは関東地方の群馬県が発祥で平たい麺が特徴です。麺の幅は5mmから15cmを超えるものまであります。一般のうどんと比較すると柔らかい食感となっています。