西日本の焼きそばの紹介

基本情報

焼きそばは西日本でも屋台やお祭り、家庭料理として広く作られています。簡単に作れて美味しく、日本の日常の食文化に深く根付いています。特に、油で揚げた細い麺を使った”長崎かたやきそば”は全国的に人気があります。

糸魚川ブラック焼きそば(Itoigawa Black Yakisoba)

糸魚川ブラック焼きそばは新潟県糸魚川市で食べられている焼きそばです。具材に新潟県産のイカとイカ墨を使うため、珍しい真っ黒な色の焼きそばです。2009年に、糸魚川市の観光振興のために考案された創作料理です。



富士宮焼きそば(Fujinomiya Yakisoba)

富士宮焼きそばは静岡県富士宮市で食べられている焼きそばです。この焼きそば専用の製麺業者の麺を使い、仕上げに鯖や鰯の削り節をふりかけます。具材に食肉の油脂から作った油かすを加えるのが特徴です。



ぼっかけ焼きそば(Bokkake Yakisoba)

ぼっかけ焼きそばは兵庫県神戸市で食べられている焼きそばです。“ぼっかけ”とは牛のアキレス腱などのすじ肉と蒟蒻を醤油ベースで煮込んだ料理です。蒟蒻は蒟蒻芋から作られ、独特の食感を持つ日本の伝統的な食材です。



ひるぜん焼きそば(Hiruzen Yakisoba)

ひるぜん焼きそばは岡山県蒜山(ひるぜん)地域で食べられている焼きそばです。焼きそばには珍しい味噌ベースの味付けで、ニンニク、玉ねぎ、リンゴ、親鶏、キャベツを入れて作ります。



長崎かたやきそば(Nagasaki Kata Yakisoba)

長崎かたやきそばは長崎県で食べられている焼きそばです。細い麺を油で揚げた、バリバリの特徴的な麺が特徴です。具材には白菜を使った中華料理の八宝菜を麺にかけて食べます。



日田焼きそば(Hita Yakisoba)

日田焼きそばは大分県日田市で食べられている焼きそばです。1960年頃に、この地域の焼きそば屋の店主が考案したと言われています。鉄板上で麺が焦げるほど強く焼くことが特徴です。ソースで味付けし、具材にはもやし、ネギ、豚肉を入れます。